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どうして騙される?振り込め詐欺容疑で過去最多28人逮捕 被害総額30億

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ここ数ヶ月、いわゆる「振込め詐欺」の被害が急増している。 そんな中飛び込んできたのがこのニュース。少し遅い情報ですが気になったので。

振り込め詐欺容疑で過去最多28人逮捕30億円以上荒稼ぎか

架空会社の社債販売名目で現金をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は、詐欺の疑いで、東京都新宿区西新宿、無職、中村圭助(28)と同区若松町、同、岩崎真吾(28)の両容疑者ら男28人を逮捕した。同課によると、振り込め詐欺や類似の投資詐欺事件で、一度に摘発した人数としては全国で過去最多という。全員が容疑を否認または黙秘している。

むちゃくちゃな話だ。社員になりすまして詐欺を行うなんて、まるで映画の世界。しかし被害総額30億円となると全然笑えませんね。

これだけいろんな方面から振り込め詐欺への注意を呼びかけているのに、どうして被害が拡大しているのか。そもそも、なぜ騙されてしまうのか。

一番ベタであり、今でも被害が多い「オレオレ詐欺」。 「こんなものに引っかかるわけがない」と思うのが普通である。ただ、いざ、身内に関する緊急の電話が掛かってきた場合、おそらく多くの人は冷静な判断力はなくなる。

催眠術師は相手の感覚を鈍らせるため、導入として、いつもとは少し違う刺激を段階的に与え、非日常を感じさせる。人は非日常だと感じた瞬間、冷静な判断ができなくなる。

オレオレ詐欺も同じだ。例えば警察官だと名乗る人から電話が掛かってきたら、疑う前にすこし混乱する。その上で身内のことを話されたら、十中八九、冷静ではいられないだろう。

オレオレ詐欺に引っかかる人が特段に騙されやすいわけではない。誰にでもありえる話だ。詐欺師もバカじゃないから、様々な手口を考える。そのため、「こう来たら、こうしましょう」という対策が明確に打ち出せない。だから被害は拡大する。

じゃあ騙されないためにどうすればいいのかということだが、警視庁のホームページに「なるほど」というものが掲載されているのでご紹介。

警視庁振り込め詐欺対策HP

結局、お金を振り込むその瞬間、すこし冷静なることが大切なのかもしれません。