BLOG, 思うこと

最近の諸々。

-Torrington Tea Roomより

昼間は暑かったり、夜は寒かったりしながら、少しずつ季節の色が変わりはじめています。これからマジシャンのお仕事も一番忙しくなる季節です。クリスマスやハロウィンのようなちょっとした特別な日をもっと特別にするのが私の仕事です。ご用命あればなんなりと。

宣伝はさておき、しばし更新が滞っておりました。何もなかったわけではなく、バタバタと不器用に動き回っております。最近の出来事を綴っておきます。

パフォーマンスとしては、企業様のパーティやイベントにポツポツと出演が続いておりました。近々、外資系ブランド様のパーティが続くので、それに合わせて新しく披露する予定のマジックの調整を行なっています。

マジックはもちろんなのですが、この季節一番気を使うのは体調です。代わりがきかない仕事なので、体調管理もマジシャンの重要な仕事なのですね。やはり、睡眠時間を整えるのが一番大切です。

新しい企画も進めており、形になるのかならないかわかりませんが、種を蒔き続けています。

Twitterの方では騒がしく更新していますが、最近一番ワクワクしているのは「日本製トランプ」の開発です。敬愛するマジシャンと日本屈指の技術者とともに、「マジシャンの使用に耐えうる最高品質の国産トランプ」を開発しています。

マジシャンの使うトランプは紙製で独特の滑りがあるのが特徴です。そしてそれらはアメリカ製が大きなシェアを持っています。そこにどうにか日本製を持ち込めないかというプロジェクトです。マジシャンとしてこれほど燃えるプロジェクトはありません。ものづくりの楽しさと難しさを実感しながら、着々と進んでいます。ご協力いただいている方には、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

こちらに製作記を綴っています。応援よろしくお願いします。

リンク:MAKING OF JAPAN PLAYING CARDS.

 

日本製トランプもなのですが、楽しい話はいつも喫茶店から始まるように思えます。繁華街ど真ん中にあるのに、いつから時代が止まっているのだろうという喫茶店。決して小綺麗なカフェではなく、喫茶店。一人でため息をつくOLや、何やら怪しい話をしているスーツの男性がいる中で、マジシャンがトランプについて熱く語っています。例のマジシャンが「いつの時代も、喫茶店は文化の出発点なんですよ」と言っていました。

今年で早くも3年目のマジックの授業も2クール目がはじまり、新しい生徒に変わりました。リピートで選択してくれた生徒の顔もちらほら見えて、嬉しい気持ちになりました。子どもの成長は早いと言いますが、本当にその通りで、ぐっと大人びていたりして、成長を垣間みれたりします。廊下では挨拶してくれたりと、すっかり馴染んできました。まさか学校で働くことになるとは。人生、いったいどこで何が起こるかわからないものです。

 

一方でパフォーマンス関係以外のお仕事も増えてきており、3年ほど前から足を突っ込んでいたインバウンド市場でのプロジェクトが回りはじめました。2020年にオリンピックを控える日本、今年も観光客数が増加し続けています。大きな市場と捉えて、何かしら楽しそうなことにアプローチしていきたいと考えています。この本がとても面白いので興味のある方はどうぞ。たくさん本をよんでいます。また改めて、えらそうに本の書評を綴ります。

 

近々海外に逃亡したかったのですが、そんなこんなでなかなか大きくスケジュールを開けることができず、プライベートで海外にいくのは来年の頭のゴタゴタが過ぎたあたりかなー…と思っています。次はヨーロッパの楽しそうなところに行きたかったりします。街並みが美しくて、料理が美味しいところにいきたいです。

生徒に「なぜ旅行が好きなのですか?」と聞かれました。「好きだから、好きなんです」としか言えないのが正直なところなのですけど、色々とリセットできるのですね。それとどういうわけか、旅行中はアイデアが膨らむのです。すごく不思議です。生徒は「よくわからないけど、先生の旅の話は好きです」と言ってくれました。今年はマレーシアの素敵な島に行きました(写真)。

 

小さな変化ですが、コーヒードリップセットを揃えました。今までコーヒーメーカーで淹れていたのですが、豆から挽いて…というのにロマンを感じて揃えました。近い親戚がカフェを営んでいるので、教えてもらいながら練習しています。こちらのアイテムたちも改めてご紹介します。思っているより随分とお安く揃いました。こういうちょっとした時間を丁寧に過ごさせてくれるモノには惹かれてしまいます。

一方でガジェットの虜でもありまして、新作Apple Watchの購入を検討中です。

今や腕時計に話しかけると電話をかけれたり、ゴーグルをつけると地球の反対側の景色を楽しめる時代の中で、ある種懐古主義的に人の手が介在したり、純粋なライブにこそ価値があるという価値観も生まれてきているのかもしれません。矛盾するようですが、そういう意味でもテクノロジーの進化には目が離せません。iphoneが携帯電話のハードを変え、それに対応できるかできないかが行く末を決めたように、いつの時代もハードの変化を上手に捉えることが時代を生きるコツのように思えるからです。

 

ブログにはかけることはたくさんあるので、また、熱があがったように記事を連投すると思います。色々と豊かになれるコンテンツを書けるように頑張ります。

そんなこんなでもう今年の終わりも見えてきました。ぞっとします。「今年はこれをした」と言えることを作るのが毎年の目標です。計画や過程の話ばかりしている人には魅力を感じないので、そうならないようにひきつづき頑張りたいと思います。

以上でした。