思うこと, ビジネス

フリーの人が”警戒すべきお客”と”断るべき値引き交渉”の特徴

理不尽な値引き交渉や、言ったこと違う仕事を突きつけれらたり、支払いが滞ったり、結果的に不愉快な気持ちで仕事を終えることになる…。そんな案件を巷では「地雷案件」と呼んだりします。

私自身、めったにありませんが、フリーで仕事をしている方であれば「ある話」として認識しておく必要があります。周りのクリエイターの人から、苦しんでいる話をよくききます。

ということで、この記事では私の経験を踏まえて、「交渉時に警戒すべきクライアントと値引き交渉の特徴」をまとめてみます。

態度が横柄

初対面でタメ口だったり、「使ってやるんだから偉いぞ!」感が滲み出している。誠実さが見えない態度で接して来た場合、警戒すべきです。

もちろん、お仕事をいただく方には感謝していますが、共に仕事をする以上、関係性はあくまでフェアなはずなのです。しかし、どういうわけか「依頼している方が立場が上だ」と勘違いしているクライアントがいます。

この手のクライアントは舐めているので、やりとりも横柄で、ルーズであることが多く、その結果、仕事が滞ったらキレたり、納品後に当然のように何度も修正依頼をしてくることがあります。

契約後に理不尽なことをおっしゃことも多いので丁重にお断りした方が吉です。これ本当ですよ。

 

「友達なんだから安くしてよ」

「やりやすいようにやってくれたらいいから」と甘いことを提示してくれたりしますが、こちらとしては友達だからといって、適当にやるわけにはいけません。

その割に求めているハードルが高かったりします。お互いの今後の関係性のためにも断るほうが吉です。もちろん、本人が友人のために”一肌脱ぐ”気が「100%」あるのであれば、話は別です。

 

「次も頼むから今回だけ安くしてよ」

「今後のお付き合いも見越して…」だとかの甘いささやきには注意が必要です。

次の仕事の確約があるのであれば話は別ですが、多くの場合はそんな保証はどこにもありません。

要は足元をみている交渉で、「おたく、困ってるんでしょう?」というメッセージの裏返しだったりします。値引き交渉に応じるだけ損なことがほとんどなので、一考すべきです。こういった交渉条件はこちらから提示すべきものです。

 

ボランティアだから予算がない

「知らんがな!」ってやつです。

慈善事業は素晴らしいことですが、慈善事業をしたいのはクライアントであって、こちらにはなんら関係のないことです。それを当然のごとく提示してくる時点でどうかしているので、断ったほうが吉です。

必要な経費すら負担していただけないこともあるので、余程、そのプロジェクトに共感しない限りは、交渉に応じる必要はありません。

 

「人脈」をちらつかせる

「私にはこれだけの偉い人たちとの人脈があって、この仕事を安く請け負うことで、あなたにもメリットがあるはずだ!」的な謎の交渉をしてくる方がいます。

大抵の場合は、薄っぺらいハッタリです。本当に人脈に恵まれている方は、絶対に人脈をアピールしません。断言します。

当然、そこから生まれるものもないので、交渉に応じるだけ損なことが多いです。

 

なんだか怪しい

怪しいマルチ商法や実態が見えない商売絡みの案件は、注意が必要です。

後々、しつこく勧誘されたり、その案件を請け負ったことが実績としてマイナスに働くことも視野にいれておくべきです。

また、実態が不安定なので、最悪の場合、支払いが行われず、どこかに蒸発することもあります。(本当にあったらしい。怖)

 

「相場と比べたら、高くない?」

相場はあくまで「相場」です。クリエイター系の仕事の場合、相場はあってないようなものです。

あなたが他にはない強みがあり、それに価値が発生していると胸を張って言える場合、交渉に応じる必要はありません。

それに、わざわざあなたに話を持ちかけているということは、クライアントもあなたの強みを魅力に感じていることが多かったりします。

条件が合わないなら、クライアントは他を当たればいいだけです。

 

協力する気がない

「要望は特にないので、お任せで」

クライアントの要望を引き出すのもこちらの仕事なので、これ自体、悪いことではないのですが、

「何度もヒアリングして、説明しても理解してくれない」

「理解する気がない」

「まともに話をする気がない」

「自分の意見を伝える気もない」

などの場合は、警戒する必要があります。

投げやりな割に、いざ納品した成果物に対しては「ああでもない、こうでもない」と意見してきて、理不尽な修正依頼を幾度もされることがあります。

こういうクライアントは「金を払ってるんだから、それなりのもん上げてくれるんだろ?」っていう感じだったりします。もちろん、そうなのですが、それにはクライアントの協力も必要です。

あるべき姿勢は、クライアントが望むゴールに向けて、お互いが誠実に対応することなのですが、あまりにも投げやりな態度な場合は、警戒する必要があります。

 

いかがでしたか?

もちろん、ビジネスなので交渉は避けられないものです。お互い、利益を最大化するのが使命ですから。

しかし、不誠実な交渉や、あまりにも理不尽な交渉はお互いのためにならないことがほとんどで、わりを食うのはこちらだったりします。

フリーで仕事をしていると、いろんなクライアントとやりとりすることになります。私の場合、幸いなことに仏のようなクライアント様ばかりです。しかし、過去には地雷案件に遭遇したこともあります。

この辺りは経験を積んで、嗅覚を磨かないと対応できない部分もあるかもしれません。私もまだ未熟な立場ですが、これからの方が少しでも参考になることがあれば幸いです。

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