BLOG, 旅の話

ノスタルジックで美食の国「トルコ」は旅行におすすめだよ。

〔2019年9月の記事〕10日ほどトルコにいってきました。私が出国してから日本では台風や地震が発生し、とても心配していました。被害に遭われた方には心よりお見舞いを申し上げます。

私も関西空港着の予定が日程がずれ込んだ上に岡山桃太郎空港に到着しました。なんとかお仕事のスケジュールに間に合ってホッとしています。

さて、トルコについて書きます。これから訪れる方に向けての細かい情報は別でまとめておきます。ひとまず、忘れないうちにハイライトをお届けします。

日本から約12時間。美しい街並み、壮大な文化遺産、世界三大料理と称されるトルコ料理、トルコは魅力溢れる、長年訪れたかった国です。結論から言っちゃうとトルコ、好きです。楽しい国です。

物価事情

まずは物価事情から。2018年9月現在、トルコの貨幣リラの価値が暴落。やや価格は戻しているものの、3年ほど前は1リラが50円くらいだったのが、執筆現在では16円代です。外貨を使う私達からすると、少し前にくらべると「すべてのモノの価値が30%から50%オフの価値になる」というとんでもない事態が発生している最中です。

食事は良さげなレストランでお腹いっぱい食べても一食700円程度です。普通の食堂で食べたら300円行くかいかないくらい。ペットボトルの水が17円程度。物価はとても安く感じます。

ハイブランドも30%〜50%オフということで、ショッピング目的の観光客も多くみえました。私もいくつか回ったのですけど、もはや品薄で好みのものが見つからず…。

日本に来る「爆買い」目的の観光客の気持ちがよく分かります。

現地人はリラを今まで通りに使っているので、一部の富裕層をのぞいて、旅行者が見える範囲では生活に大きく影響が出ているとういう感じはしません。とはいえ、輸出輸入品の価格が上下しているので、じわじわと影響は発生していそう。

イスタンブール

イスタンブールは観光都市として綺麗に整っている。そんな印象を受けました。ニューヨークや東京のような超近代都市ではないけれども、悪質な客引きもそんなに多くなく、観光客も歩きやすい。

定番の観光地となっている遺跡やモスク、規模がすごい。

古くから残る建物、街並みは異国情緒とともにどこかノスタルジーを感じます。個人的には「京都」に近い感覚を覚えました。あくまで感覚だけども。

マクドナルドなどのチェーン店は見当たりません。「マクドナルドの出店が多い国は観光地としては面白くなくなる」という某高城剛さんの言葉を思い出しました。この言葉は感覚的に腑に落ちています。脱線しました。

昨年、同じくイスラム教徒が多く占める国「モロッコ」を訪れましたが、比較するとトルコは随分と近代化していて、西用的な文化も多く感じられます。とはいえ、街中では祈りを捧げる人々も多く、ここが「文化の交差点」と言われている理由が分かるような気がします。

イスラム圏の国は、旅行者に対して親切な人が多いです。トルコは日本人は好意的に接してくれているように感じました。

あと、シーシャ(水タバコ)があります。重度のシーシャ・ジャンキーとなっている私にとっては重要です。旅先って個性がでますよね。

治安を心配されている方が多いようですが、街は平和そのものです。外交的に色々問題はありそうですけども。治安は気になるところですが、悪質な客引きにも遭遇しませんでした。

イスタンブールの街並みは「可愛い」という言葉がピンときます。絵本みたいです。

観光中心地の旧市街を少し離れると、アンティーク街や、感性の高いファッションストリート、カフェが立ち並んでいます。

古い街並みはそのままに、若者たちが新しいセンスを吹き込んでいます。

街の雰囲気も人も、なんというか良い意味で気が抜けているんですよね。ほんわかしているし、無理に商売をする気がないというか。観光中心地はゴリゴリですけども。

ショッピングは観光地となっている「グランドバザール」などの市場より、カラキョイやガラタ周辺を巡るほうがお得で質の高い買い物を楽しめます。

イスタンブールでの移動手段は、路面電車と地下鉄がメイン。Suicaのようなカードで乗車できます。タクシーもメーターで動いてくれるので安心です。

トルコ料理

トルコの料理は世界三大料理と称されるだけあって、感動するほどに美味しかったです。日本食と同じくらいのバリエーションがあり、どれも繊細な味付けです。

日本人の舌に合うと思います。やはり、長い歴史と文化がある国は食文化も発達しています。

でも、トルコ料理以外はダメです。驚異的にダメなスパゲッティが出てきました。

カッパドキア

トルコは観光都市イスタンブール、カッパドキア、パムッカレという、日本でいう東京、大阪、富士山くらいのゴールデントライアングルを巡る予定でした。

トルコは各都市間の移動は、主に夜行の長距離バスが主流です。料金も安く、乗り心地は大変すばらしい。というのも、なぜかバス車両が「ベンツ」なのです。椅子は革張り。ヨーロッパが近いからでしょうか。

とはいえ、今は飛行機の移動も安い。イスタンブール・カッパドキア間は3000–5000円程度です。私は迷わず飛行機。長距離バスは苦手です。便利になったものです。

カッパドキアは「妖精の煙突」と呼ばれる独特な背の高い円錐形の岩の景色が広大に広がる、ロマンあふれる都市。ここでは「古代遺跡」「気球」がハイライトです。

初の熱気球体験は素晴らしいものでした。嘘みたいに美しい景色。ここでしか味わえないものでしょう。今年から会社が統一され、安全基準が高くなっているようです。その分、やや割高に感じますが、乗っておいて損はありません。

パムッカレは色々あって予定がくるってしまったというのと、水が枯れているという情報を得て、今回は断念。またの機会に。

旅先に迷っている方は、トルコに是非。おすすめです。

上のガイド本2つをipadに放り込んでいきました。「Kindle Unlimited」で無料で読めます。