自分に値付けする方法について
こらからの人にとっては、結構、重要な話なのでよく聞いてくださいね。
デパートやスーパーにいくと、当たり前のようにモノに値段がついています。それに対して、僕たちは高い・安いと判断してお金を払ったり、払わなかったりします。
僕たちは、この「値付け」を自分自身で行わなければいけません。
「自分の30分のショウは〇〇円です。なのでそのお金をください」というように伝える必要があります。
この値付けですが、いざ自分でやるとなると想像以上に難しいことがわかると思います。
以前も書きましたが「お金を稼ぐことに罪悪感のある人」は余計に難しい。自分の価値を低く見積もりすぎて、損してしまうからですね。
「自分なんて、そんなお金を貰える人間では、、」なんて考えは捨てちゃってください。
気持ちは分かります。でも、あなたの価格が高いか安いかはお客さんが判断することです。技術の習得にはお金も時間もかかります。価格に見合う努力をしているのですから、堂々とお金を受け取ってください。
さて、表現者の方々も「この値付け」に悩んでいる方も多いと思います。ご経験のある方は想像できると思いますが、値段の決め方1つでお客様の反応が変わります。高くしたからといって、売り上げが伸びるわけではありませんよね。
不思議なのは、安くして数を増やそうとしても、思っているより売り上げが伸びないこともあります。
自分の価値を最大化する形で「適正価格」をつけなければいけないということです。
「で、どうしたらいいの?」ってことをお話します。
結論からいうと、周りのパフォーマーの価格を徹底分析してください。
値付けは「感覚」で行ってはいけません。
なので、ライバルの価格相場をまず調べます。インターネットで調べてください。派遣事務所や個人HPに価格が表示されています。
例えば、マジシャンならば、テーブルホッピングの現場の相場は5万円〜10万円です。ざっくりですけども。
もちろん、メディア露出している方や実績豊富な方はもっと高いです。「これから!」という人は1万円〜3万円ほどになるでしょう。
相場を基準にして、自分のポジションにより値付けをする。これがもっともベーシックな方法です。間違っても時給などできめてはダメですよ。
ちなみに私の価格相場はテーブルホッピングで10万円〜20万円代で収まることが多いです。拘束時間や準備の大変さによって変えています。
余談ですが、表現者は価格を表示しない方が多いですよね。
なぜかというと、慣習的なものもありますが、ライバルに自分の価格が知られると不利になると考えている人が多いからです。
ただ、現代においてはそこまで気にする必要はありません。
自分の価格はいくらだとある程度に定まってきたら、表示してもかまわないと思います。(例えば、5万円〜承りますといったような形で書いている人は多いですよね)。
ともあれ、まずは「周りの価格を知る」ということです(マジシャンの方であれば、マジシャン以外の同業者の価格帯まで調べてください。)
これが値付けの基礎です。競合の価格帯を知らずに、値上げや交渉の話には進めません。
では、さらに自分の価値を最大化するためにはどうすればいいでしょうか?
少し長くなりそうなので、次の機会で。