BLOG, 旅の話
インドのサドゥー(修行僧)と仲良くなった話
バラナシではサドゥーという修行僧?のような方とよく出会う。
本物なのかそうでないのかは置いておいて、普通に歩いています。
ツーリストはその珍しさにカメラを向けるのですが、そうするとお金を要求されます。
NYの道端のバッドマンとかスパイダーマンのノリですね。
ガンジス川を散歩中、あるサドゥーと目があうと、”ニタア”と笑いかけてきました。
その笑顔がツボってしまった僕は、彼にマジックを見せたらどうなるのか試してみたくなりました。
隣に座るも、英語も日本語も何も通じない。彼らの母国語はヒンディー語です。
コミュニケーションの手段がないのです。
なんとなくジェスチャーと笑顔で仲良くなった後、彼にマジックを披露。
最初はびっくりしてたけど、なんだか喜んでくれてたみたい。
そんなことをしていると、人がすごいことになって、まさかのガンガー(ガンジス川)マジック。
みんな見たことがないから、興味津々。
まあ、なかには僕を本物の能力者や魔法使いだと思って、
「パワーをくれ!」なんて言ってきた人もいるけど…笑
子供達も興味深々。
実は彼女は僕に何かを売りつけようとしてきた子供たち。
断ると「Why not?(どうして買わないの?)」のマシンガントークだったのが、
マジックを見た後、目を輝かせて「Thank you very much.」になって…
なんというか、ありきたりな言葉ですが、
マジックが言葉を超えた瞬間を感じることができました。
サドゥーの彼は一緒に写真をとっても、僕にはお金を要求しませんでした。
英語も日本語も通じなくても、人は人を想うことができる。
彼はその目で、それを教えてくれました。
また再会できたらいいなあ。