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あなたの文章が10分で劇的に上手くなる「10の法則」

「いやいや、文章が10分で上手くなるわけがないでしょ!」

…そう思いますよね。わかります。

でも、美味しい料理をつくるにもレシピやコツが存在するように、文章にも「上手に書ける法則」があります。

これはセンスとかではなく、知っているか・知らないかだけの話です。

もし、あなたが文章を書くことに苦手意識を持っているのであれば、この「10の法則」を知ることであなたの文章はグッとよくなります。

「できるだけ簡単に、わかりやすく、すぐに使えるように」を心がけて書きました!

それではどうぞ!

1、ワンテーマ・ワンメッセージを意識する

一つの文章や記事の中では、一つのことしか書かない。

これ、鉄則です。

文章を書いていると「あれも、これも」と脱線したくなってしまいます。

でも、そうすると「何がいいたいのか分からないブレた文章」ができあがります。

この記事は「文章が上手くなる10の法則」がテーマです。そこに「ブログネタの収集法」や「便利なブログアプリの紹介」まで書くと、まとまりがなく、一貫性のない文章になってしまいます。

伝えたい気持ちが強いほど、いろいろと盛り込んでしまいがちです。(私もよくやってしまう…)

それを防ぐためには、タイトルや見出しから大きくズレないように意識するとよいでしょう

 

2、「結論」は先に書く

一番伝えたいメッセージ、「結論」を先に書くことで、グッと読みやすい文章になります。

比較してみましょう。

<結論が先>
「文章力」はあなたの人生において、最大の武器になります(結論)。
何をするにしても、最後は「言葉」で伝える必要があるからです。
<結論が後>
何をするにしても、最後は「言葉」で伝える必要があります。
あなたの人生において、最大の武器になるもの。
それは「文章力」です(結論)。

どうでしょう。理由や根拠から先に書くのではなく、結論から書くことで、わかりやすくスッキリとした印象を与えることができます。

だらだらと前置きが長く、結論が出てこないと「結局、なにが言いたいんだよ!」ってなってしまいます。

 

3、むずかしい言葉は使わない

小学生・中学生」でもわかるレベルの言葉、表現を使うこと。

文章は伝なければ意味がありません。ボキャブラリーの豊富さをアピールすることは自尊心は満たせますが、良い文章にはつながりません。

 

コツは「話し言葉で使わない言葉は使わない」ことです。

ことわざや四字熟語もなるべく使わない。

(「掉棒打星です」「荒唐無稽です」とか普段、言わないですよね。「むだなことです」「意味不明です」とかく。)

専門用語もNGです

 

4、五感を刺激する

映像とちがって、文章は具体的なイメージを伝えることが苦手です。

ですので、「五感を刺激する表現」を付け足すことで、豊かな印象を与えることができます。

味覚・触覚・聴覚・視覚・嗅覚、小説の情景描写が参考になります。

昨日食べたカレーがめっちゃ美味しかったんです!
昨日食べたカレーがめっちゃ美味しかったんです!待っている時からとっても良い香りがしてて、無愛想な店員がスッとお皿を出してきた瞬間、盛り付けも綺麗でね!さらっとしたルーなんだけど、口に運んだ瞬間にスパイスの香りがフワーって広がるんです!そのあとにジワッと辛さがやってくるんですよ!

…え、極端でしたか?

カレーへの愛が滲み出てしまいました。

まあ、でもそういうことです。

 

5、「語尾」を意識する

同じ語尾が続かないように意識しましょう。

語尾をすべて同じにするとリズムが悪くなってしまいます。単調な印象を与えてしまうのです。

<語尾同じ>語尾を同じにするとダメです。リズムが悪くなるからです。語尾を変えることが大切です。
<語尾違う>語尾を同じにすることはよくありません。リズムが悪くなってしまうのです。語尾を変えることを意識してみましょう。

後者の方がスーッと流れていく感じがしますよね。こういうのは書き上げた最後に「音読」すると違和感に気づくことができますよ。

 

6、「指示語」は多用しない

「それ」とか「あれ」とかの指示語が出てくると、主語が曖昧になってしまい、わかりにくい印象を与えてしまいます。

少しくどくなっても、指示語はなるべく使わないようにしましょう。

ブログなどでは特にですが、読者は空いた時間にさらっと読み流すように読みます。「”あれ”ってどれ?」って少しでも思ってしまったら、面倒になって読むのをやめてしまいます…。

読み手にとって親切な文章を心がけましょう。

 

7、読み手の感情を「先読み」する

ちょっとテクニカルですが、この記事の冒頭でも使っています。

「文章が10分で上手くなるわけがない!」

そう思いますよね。でも…

このように、

「読み手の感情を先読みして、疑問や不信感を否定すること」

で、興味・関心を高めることができます。

「読者との対話」をつくることができるのですね。

でも、あんまりつかいすぎるとウザいので注意です。

 

8、読まずにいられない9つのキーワード

「パッと目に入るだけでも反応してしまう。」

これらの9つのキーワードは、人間の欲求を刺激する「秘伝のスパイス」のようなものです。

ちょっと使いすぎるとあざとくなるのですが、スパイス的にタイトルや文中に差し込んでみましょう。

つかいすぎには注意ですよ!

1.希少性
たった一つの〜/99%の人が知らない/〇〇だけが知っている

2.権威性
ハーバード式/外資系企業が使う〜/あの〇〇も愛用した〜

3.意外性
ありえない/考えらない/驚くほどの

4.新規性
まったく新しい/最新の/見たことがない〜

5.緊急性
◯分で/たった◯日で/今すぐに/残り◯つの

6.反社会性
〇〇の落とし穴/極悪非道の〜/悪用厳禁/閲覧注意/ヤバイ〜

7.コンプレックス性
〇〇の正しい方法/残念な人の〜/〇〇の人は損してる〜/頭の悪いひとの〜/モテない人の〜

8.役に立つ/便利系
儲かる/便利になる/自由/おすすめの〜/すぐにできる〜

9.数字
100%文章がよくなる3つの方法/年間200記事書く私の7つの文章のコツ

補足:タイトルや見出しには「数字」を入れることでよりイメージしやすい文章になります。つまり、具体性を演出することができるのです。この記事のタイトルにも「10の法則」と数字を入れています。

 

9、文章をひらく

文章は見た目も大切です。

文章をひらくとは「目に優しくする」ってことです。

漢字が多すぎたり、改行や見出しがない文章は、

「うわ、読みにくい!難しそう!」

と第一印象で詰まった印象をあたえてしまいます。

そうすると読むのをやめてしまいます…。書き上げたら、文章をひらきましょう。

具体的には、以下です。

  • 漢字が多いならば、ひらがなの割合を多くすること
  • 改行を意識すること
  • 一文はなるべく短くすること

改行に関しては「ちょっと多いかな?」くらいでちょうどいいです。(特にネット記事の場合)。

 

10、読み手の関心を意識する

最後はちょっとだけむずかしい話です。でも大切なことです。

「読み手の関心」を意識することで、より「読まれる文章」になります。

どういうことでしょうか?

では、クイズです。
どちらが続きを読まれれる文章でしょう?

①私はブログのアクセスを伸ばすために「ある法則」を意識しました。
これらの法則を意識することで、ブログのアクセスは2倍になったのです。
それでは、その法則をご紹介しましょう。
②私はブログのアクセスを伸ばすために「ある法則」を意識しました。
その結果、私のブログのアクセスはどうなったのか、、、
今日はそのことについて書きます。

 

正解は①です。

 

①の文章は「アクセスが2倍になった法則」のその内容について関心を集めています。

つまり、

その法則とやらを知れば、わたしもアクセスが2倍になるかも!?

と、読者にとってはわたしごとになります。

 

それに対して②は

「私(=筆者)のブログのアクセスがどうなったか」

結果について関心を集めています。

他人のブログのアクセスなんてどうでもいいですよ。

つまり、これは「他人事」です。

 

人は他人には興味がありません。

自分と紐づいていることがわかって、はじめて関心をもってくれます。

 

常に「読者」の興味・関心を意識することは、とても大切です。

 

そのための簡単な方法としては、

文章の主語に「あなた」を多くつかうことです。

強制的に読者の視点になるからです。

(この記事の冒頭部分、あざといくらい使っています。)

 

先の「結論から書く」にもつながるのですが、結果を先にかくことは単に読みやすくなるだけでなく、興味・関心をもってもらうこともできるのです。

 

ざっと以上です。

いかがでしたでしょうか。

もちろん、ほかにもたくさんあるのですけど「即効性のある」という意味ではこんなところでしょうか。

私はかれこれ5年ほどブログをだらだら更新し、ときどきライターとしてお仕事をすることがあります。

実力としてはまだまだですが、「文章の書き方」の本はたくさん読みました。長い歴史の中で偉大なコピーライターたちは「良い文章の法則」を編み出しています。

意識するのとしないのでは、けっこう違うと思いますよ。参考になれば幸いです。

なるほど!と思ってくれた方は、励みになるので「はてぶ」やシェアをしてくれると嬉しいです。

 

最後にめちゃくちゃ参考になる本をご紹介しておきます。