マジックの話
明日から使える3つの恋愛心理術
恋愛にも使えそうな、有名な心理テクニックをいくつか紹介してみようと思います。
注意力テスト|あなたはこのトリック見破れる?
まずは動画を見てみてください。この動画のトリックに気づくでしょうか。
後半にタネ明かし?が載っています。
見破れた方は、相当観察力が強いんじゃないかって思います。
僕はもちろん引っかかりました。
以前もこういう動画を紹介しましたが、こんなにまんまと引っ掛かってしまうと、人間の注意力って優れてるようで、そうでもないんだなって思ってしまいます。
注意力テスト|なぜ観客はマジシャンのタネを見破ることができないのか
マジックを見たとき「どうなってるんだろ?」「きっとあれはこうしてるはずだ」「今のは分かったぞ」などと、タネを想像することは、不可解な現象を目に前にしたのですから、自然な行動でしょう。
その際、よく言われるのが「きっと手先が器用なんですね」だとか、「すごい高速で手を動かしてるんですよね」ということ。
確かに、トリックの中には、手先が器用であったり、スピードが求められる解決法もあります。
でも、それはほんの一部です。
考えてみてください。
いくら手先が器用であって、高速で何かの作業ができるとしても、そこに注目している人間の目を誤魔化すことはできません。
ほんの少しだけ、マジックのタネあかしをすると、多くの場合、マジックの秘密の動作は、何気ない動きに溶け込んでいます。
時には、ばかばかしくなるくらい大体に秘密の動作を行います。
これに関して、とっても面白い海外のCMがあります。
イギリスのCMで「注意力テスト」という題名です。
皆さんも何回ボールをパスしたかを数えてみてください。
ぜひ動画見て頂いてから、読み進めてください。
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いかがでしたか。堂々とムーンウォークをする「くま」の存在に気付きましたか。
多くの人はくまの存在に気付きません。
「ボールを数える」ということに意識が集中している間は、どれだけ不自然なことが起こっても見逃してしまいます。
マジシャンもこのような、人の意識の特性をうまく利用します。観客の意識を逸らしたり、意図する方向に導いたりすることを、専門用語でミスディレクションと言います。
マジシャンは指先の技術やタネ仕掛けだけでなく、このようなある種独特の表現法を用いて、タネを守っています。
だからと言って、あんまり見破ってやるぜ!て感じでご覧頂くと目が怖いので、ぜひ目の前の不思議を素直に楽しんで頂けると僕は嬉しい。笑
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適切な時間
少し更新が遅れました。
皆さま、夏もそろそろ終わりを迎えますが、いかがお過ごしでしょうか。
昨日はある交流パーティでマジックをさして頂きました。
びっくりしたのが、同じ大学の女の子がいらっしゃったということ。
学生の方が参加されてるとは思っていませんでした。
そして、「ブログ見てます!」という方がいらっしゃったこと。ありがとうございます。
すごくびっくり。ブログってすごい。
さて、今日のお話。
昨日のパーティのような大きな会場でマジックを演じる場合、テーブルホッピングスタイル(テーブルを回りながらマジックをすること)でマジックをすることになります。実はこれ、結構難しいんです。
何が難しいかというと、マジックを行う「適切な時間」を見極めなければいけません。テーブルホッピングでは、一つのテーブルでの時間は決まっていません。いつ始まり、いつ終わるかはマジシャンに託されています。
特に男女の出会いの場であるようなパーティでは慎重に行わなければいけません。いい雰囲気のときに、マジシャンが突然横から入ってくるほど「うざい」ものはありませんから。ですから、時には「何もしない」というのが最適な場合があるわけです。
多くの場合、マジックは一つ、多くて二つでやめるようにしています。別にケチなわけでも、ネタがないわけでもありません。時間にして三分ほど、これが適切な時間だと考えています。また、マジックの性質上、見せすぎはよくありません。インパクトの強い現象を一つか二つ、それで十分だと思っています。
三分ほどのマジックで、お客様同士のコミュニケーションの円滑剤にする。これがテーブルホッピングでのマジシャンの役目だと思います。
何も「適切な時間」はマジックだけにあるのではありません。
初対面の人への自己紹介、接客の際の世間話、商品の営業トーク・・・etc。
長ければ良い、というのは案外少ないのかもしればせんね。
「タネも仕掛けもありません」というセリフがダメな理由。
マジックを始めたての頃、ある方からとても有効なアドバイスを頂きました。それは「嘘を極力なくす」ということ。
例えば、「タネも仕掛けもありません」とタネも仕掛けもあるハンカチを出すのはやめなさいということです。
「タネも仕掛けもない」ならば、「タネもしかけもない」ということを言う必要がなく、そもそもそんなことを思いもしないのです。さらに、ハンカチというのは本来タネも仕掛けもないものです。「タネも仕掛けもありません」ということで、観客に「タネも仕掛けもあるのではないか?」という考えを持たせてしまう恐れがあります。
そして、人は、人に観られながら嘘をつくと、観ている人に何かしらの違和感を感じさせます。マジックを始めて間もない頃は、人前でマジックをすると手の震えが止まりませんでした。緊張してたというのももちろんありますが、マジックを演じる上での「嘘」に体がついていかなかったのかもしれません。
マジックには「オモテ」と「ウラ」が存在します。このアドバイスは演者の負担を減らすためにも、「オモテ」と「ウラ」のギャップをできる限り無くしなさいというアドバイスだったんですね。
僕はこのアドバイス、実生活でも活かしていきたいと思っています。人間には必ず「オモテ」と「ウラ」があります。社会生活を円滑に送るためには必要不可欠なものかもしれません。しかし、マジックと同じでウラとオモテで全然違うことを行っている場合、周囲の人に何らかの違和感を感じさせます。それはマイナスに働くことはあっても、プラスに働くことはないですよね。
「オモテ」と「ウラ」のギャップを無くす。
マジックでも、実生活でも大切にしていきたいものです。
誰かに話したくなる「トランプ」の雑学
マジシャンが財布と携帯と同じくらいの必需品。そう、トランプ。マジシャンは「カード」と言います。
その「トランプ」ですが、意外な語源や歴史があるんです。