BLOG, マジックの話
適切な時間
少し更新が遅れました。
皆さま、夏もそろそろ終わりを迎えますが、いかがお過ごしでしょうか。
昨日はある交流パーティでマジックをさして頂きました。
びっくりしたのが、同じ大学の女の子がいらっしゃったということ。
学生の方が参加されてるとは思っていませんでした。
そして、「ブログ見てます!」という方がいらっしゃったこと。ありがとうございます。
すごくびっくり。ブログってすごい。
さて、今日のお話。
昨日のパーティのような大きな会場でマジックを演じる場合、テーブルホッピングスタイル(テーブルを回りながらマジックをすること)でマジックをすることになります。実はこれ、結構難しいんです。
何が難しいかというと、マジックを行う「適切な時間」を見極めなければいけません。テーブルホッピングでは、一つのテーブルでの時間は決まっていません。いつ始まり、いつ終わるかはマジシャンに託されています。
特に男女の出会いの場であるようなパーティでは慎重に行わなければいけません。いい雰囲気のときに、マジシャンが突然横から入ってくるほど「うざい」ものはありませんから。ですから、時には「何もしない」というのが最適な場合があるわけです。
多くの場合、マジックは一つ、多くて二つでやめるようにしています。別にケチなわけでも、ネタがないわけでもありません。時間にして三分ほど、これが適切な時間だと考えています。また、マジックの性質上、見せすぎはよくありません。インパクトの強い現象を一つか二つ、それで十分だと思っています。
三分ほどのマジックで、お客様同士のコミュニケーションの円滑剤にする。これがテーブルホッピングでのマジシャンの役目だと思います。
何も「適切な時間」はマジックだけにあるのではありません。
初対面の人への自己紹介、接客の際の世間話、商品の営業トーク・・・etc。
長ければ良い、というのは案外少ないのかもしればせんね。