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人生は60%、育つ環境で決まる
人生の1つの大きなテーマは「働く」ということだと思います。
大きく分けて、「働く」には2つの種類があります
- どこかに勤めて、お給料をもらう
- 自らビジネスを行う
この2つだと思います。
どちらを選択するかで、人生の種類は大きく違うものになります。
その選択の意思は「その人が育った環境がかなりのウエイトを占めている」と僕は思っています。
普通に大学まで進学した人たちの大多数が「どこかに勤めることが当然だ」と考えています。というよりも、それ以外の選択肢を考えることを多くの場合はしません。
おそらくそれは、親の世代の価値観を受け継いでいるからだと思います。親の世代が「進学して、企業に勤める」という道を選択し、それで特に何不自由なく育ってきた。仮にそうでなくても、周りの友人はそういう人が多いことでしょう。
自分にとっての「普通」は、同じ環境にいる大多数の声になります。ですから、そういう人たちは至極真っ当な選択として就職活動を行い、企業に勤めるという選択をとります。
一方で、後者のパターンの「自らビジネスを行う人」はどうなのでしょう。
僕はこれまで、それこそシンガポールでもそうでしたが、色々な経営者の方々とお話する機会に恵まれました。
色々と彼らのバックグランドを聞いていると、彼らの中にも2種類のバックグランドを持っている方がいました。
まず、代々経営者だった方々です。
これは「どこかに勤めることが当然だ」と思うのと同じく、親の価値観が「自らビジネスをすることが当然だ」と思っているので、それを当然のものとして選択しています。
「私の家系では、人に雇われるのは卑しいことだと教えられました」
ある方は、そんなことをおっしゃていました。笑
これは少々極端な話だと思いますが、それくらい彼らは自らビジネスすることが普通だと思っています。見る角度によって、「普通」はこうも違います。
もう1つは、途中まで前者のパターンで育ってきて、「何か」あった人。価値観がひっくり返るくらいの出来事が起こった人、壮絶な出会いがあった人たちです。
自分の中でロジックとしては筋が通っていますが、最初は自らの選択した道を「普通」だとは思っていないパターンが多いように感じます。しかし日が経つにつれて、周りには同じような人が集まってくるので、それが普通だと思ってきます。
僕はこのパターンです。何があったかは追々お話します。
そう考えると、人生の60%くらいは生まれ育った環境で決まるのかなと。
人生に良い、悪いはない、生き方は多様だなと、日々思います。
できるかぎり色眼鏡を外して、世の中を見れるようになりたいものです。