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パーティや社交の場での振る舞い方

僕のマジシャンとしての仕事で一番多いのは、パーティ会場においてのテーブルホッピングです。

テーブルホッピングというのは、ご歓談中やお食事中などに各テーブルごとにマジックを披露することです。

ですが、考えてみると、楽しく話をしてるところに「マジシャンなのですが」と入って来られたら、場合によったら非常に迷惑です。おかしな話ですが、そういう意味でマジシャンとしてマジックを披露するというのは、初めたばかりの人にとっては結構ハードルが高いのです。

色々な方からアドバイスを頂いたりする中で、僕がマジシャンとしてテーブルホップをする際に気に留めている3つのことがあります。
1.紳士淑女であること

有名なホテルリッツカールトンの信条の一つに、「紳士淑女を接待する我々も紳士淑女である」というものがあります。ゲストを楽しませるマジシャンとしてはもちろん、参加者同士も、敬意を持って、紳士、淑女な態度で接すれば、悪い気はしないですよね。清潔感、服装、言葉使い。当たり前と思われるでしょうが、パーティで無礼な態度で接して、相手の気分を害しているのに気付いていない方をよくみかけます。僕もまだまだ勉強中です。

2.場の途切れめ
パーティで相手に話かけるのはなかなか難しいもの。僕が話かけるとき、マジックを見てもらう時は、会話が途切れるとき。例えば誰かが席をたったとき、スタッフが飲み物を次ぎにきた時など、一瞬会話が途切れます。

3.周りを観察する。

退屈そうな人に声をかけます。会話がなかったり、少数でボーっとしてたり。周りを歩きながら、「何気なく」観察します。一つの基準として、ボディランゲージが便利です。例えば、足を組んだり、遠く見つめたり、携帯を見たり(露骨すぎます笑)、これらの行為は、退屈な時にとる行動です。ボディランゲージはとても便利なものなので調べてみると面白いかもしれません。
そして、マジシャンとして「何もしない」ことも最善の選択肢にもなり得りえます。マジックが嫌いな人もいるし、邪魔されたくない人もいるということを理解して回らなければいけません。