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大学入学までのお話

当ブログは皆さんに僕のフィルターを通した面白そうな、役に立ちそうな情報を中心に提供しているけど、コレは僕のHPで僕のブログ。時々、少しだけ僕のことを知ってもらってもいいのかな思った。

自分のこれまでを見つめ直して、未来を見るのもいいかもしれない。これからはそんな風に、自分の思想を整理するための記事もたまには書くことします。

僕に少しだけでも興味のある方は、お暇な時にでも読んでください。

もうすぐ受験シーズンということで、僕が大学へ入学する、それまでのことを書いてみようと思う。

そもそも僕は、幼少の頃からものすごく勉強が嫌いだった。高校に入るまで、勉強を自主的に行った記憶は一切ない。したいことをしていた。

小学生のときはマジックと書道と空手に没頭していた。そういえばこの頃から、マジッククラブに入っていた。あと、学校での奇妙ないたずらにハマっていた。こっくりさん遊びが全盛期の頃、怖がらせてやろうと、『こっくりさんより』と書いたノートの切れ端を机の中に入れて、反応を楽しんでいた。この”僕発祥の1人遊び”は、いつしか学校の七不思議になってしまった。変な子どもであった。

中学、器械体操部に入った。バク転がしたかった(モテたかった)。できるようになっては、校舎で見せびらかし、脚光を浴びていた。この頃から、人に何かを見せ、あっと言わせることが好きになった。しかし、調子に乗っていると、ジャイアンから殴られた。

そして、当時全盛期だった『ハモネプ』に出会う。ボイパを始めた。謎な才能を発揮し、なんとハモネプに少しだけ映ることに成功した。また脚光を浴び、段々勘違いしていった。誰にも内緒でアイドル事務所にプロフィールを送り、見事に落ちた。

高校、器械体操で大けがを負い、体操は辞めた。しかし、モテたい一心で、体操で培った身体能力を生かせるものを探していると、地元の駅でブレイクダンスに出会う。高校ではブレイクダンスに没頭した。ダンスができて、ボイパができて(イベントにも出演していた)、マジックもできる。モテる要素をそろえ、少しモテた。

一方、勉強の方はさっぱりである。学校はただでさえ偏差値30とか40なのに、その中でも成績はクラスで下から三番目とかであった(クラスには2名登校拒否がいた)。しかし、何故か、中学の仲間には頭のいいフリをし、ことわざ辞典を持ち歩いていた(他校との合コンでは学歴を詐称したことがあった)。親が成績票を見て、貧血を起こしたのを覚えている。

卒業したが、当然、大学受験に受かる見込みは当然なかったので、アルバイトをしていた。この頃、年上の読者モデルと付き合っていた。溺愛していた。

ここで僕にとって、転機が訪れる。なんとフラれたのだ。というより、とられたのだ。相手は同志社大学生。同志社という名前をその時、初めて知った。どうやら”カシコ(賢)”が行くとこらしい。絶望である。凍死しようとして公園で寝たが、寒くてやめた。越えられない壁を感じた。そして、バイト先では明らかに僕より仕事ができない大学生の方が時給が上であるという事実に気づく。

三日ほど泣いて、僕は大学受験を決意する。生まれて初めて本気で勉強に取りかかることを決め、CMで見た河合塾の門を叩いた。僕の高校から通っていたのは、現役生も含め、僕、ただ1人だった。茶髪長髪の僕には、誰もよりつかなかった。何故だか浪人生活をエンジョイしているやつらには負けたくなかった。

目標は、とりあえず同志社と同レベルであると聞いた関関同立。最初はドラゴン桜に影響され、東大を目指していたが、講師にとめられた。偏差値は今でも覚えている。36だった。まあ、36がどれだけ馬鹿かよく分かっていなかった。当然、全部Eだった。1つだけ”F”があった。受験科目を間違えていた。

勉強の仕方が分からなかったため、ひとまず、どうすれば効率よく頭に入るのか、徹底的に研究した。計画を立て、行動に移すという当然のことを学んだ。

受験生活は想像絶するものだった。僕の高校の試験はアルファベットを順番に書きなさいとかいうレベルの問題が毎回、点を取らせるために出るレベル。大學受験テキストが理解できなかった。中学レベルから学ぶ必要があったので、1日20時間は普通に勉強していた。

寝る意外は勉強。携帯もテレビもダンスもマジックも辞めた。この頃、自分のモチベーションを保つ方法を編み出した。そして、死ぬほど何かをやっても死なないことを学ぶ。

夢で平清盛が出てくるくらい勉強した結果、僕は関関同立に合格した。全勝だった。初めて、悲しさ以外で泣いた。努力したら大体、なんとかなることを学ぶ。

大学受験はこんな感じで、今でもいい思い出だ。

何かのキーワードでここに来た受験生の皆さん。どうか諦めず、最後まで力をだしきってください。僕は死ぬほど勉強して、合格し、法学を学び、マジシャンをしています。