BLOG, 旅の話

旅の出会いは偶然に…インドで出会ったチャリダー石田ゆうすけ氏

僕は旅が好きだ。海外の一人旅は最高に楽しい。
ただ、僕の一人旅は必ず普通じゃないことが起こる。
そういう星に生まれてるのか、単に注意力がないだけなのかは分からない。
それがいいとか悪いとか、自慢できるかできないかは置いといて、
何が起こるか分からないというのは好きだ。
日本はある程度のことを推測して行動するし、それが大きく外れることはない。
けれど、海外ではそれが普通に起きてしまう。それを楽しいと思うタイプだ。
よく聞かれることだけど、一番楽しかった国はインドだ。
表面的な次元の話じゃなくて、もっと心の深い部分に刺さるような経験ができたと思ってる。
インドではほんとたくさんの人たちと出会った。
旅では人との出会いも醍醐味の一つだが、僕が出会う人は強烈な印象を残していく人が多い。
特にインドはそんな出会いが多かった。
語弊を恐れずに言うと、
そもそも一人でインドに来る人なんて、すこしおかしい。
普通は旅行というと、バリ島やハワイにバカンスに行くのに、わざわざ旅の難易度が高いインドをチョイスしてる時点でおかしいじゃないか。そうだ、僕もおかしい。
そんなおかしな人ばかりの中、特に強く印象に残ってる人がいる。
何万キロも自転車で旅をして、大陸横断もしてる、やたら人当たりのいい、チャリダー(自転車で旅をする人)の日本人だ。
彼とは数日間行動を共にした。
彼の旅の話は衝撃的すぎた。
そしてなにより、彼の周りにはいつの間にか人が集まっていて、面白いことがたくさん起こることが印象的だった。まあとにかく、とっても魅力あふれる人だった。
さて、前置きが長くなってしまった。今日の本題はここから。
先日、友人と本屋をぶらついていたら、「僕この本好きなんですよね」と言って、一冊の本を手に取った。
この本である。

行かずに死ねるか!―世界9万5000km自転車ひとり旅
行かずに死ねるか!―世界9万5000km自転車ひとり旅

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石田 ゆうすけ
実業之日本社
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著者の名前に聴きおぼえがある。
石田ゆうすけ…
自転車旅…?
そう、あの時出会った人だった。
自身の旅の話を本にしていたのだ。
その事実だけでも、結構びっくりだけど、
なによりテンションが上がるのは、僕と共に旅をした期間の話も書いてあったからだ。
ちなみにこの左の人。
隣のヒッピーかぶれは僕。笑

ということで、著書は全て読みました。全部面白い。大げさじゃなくて、笑いこらえるの大変なくらい面白い。
オススメです。
出会いの一つ一つが僕という人を作っていると考えると、貴重な出会いだったと思う。
ありきたりだけど、「一期一会」というのは素敵な言葉だ。

行かずに死ねるか!―世界9万5000km自転車ひとり旅
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