旅の話
モロッコの旅-写真と感想-
日本から15時間(くらい)、アフリカ大陸、スペインからすぐ近くの国、モロッコを訪れた記録。
写真を添えて、つらつらと書きます。誰かのためになればと。
目次
- 南の真珠「マラケシュ」
- 雑貨が可愛い「スーク」での買い物
- 宿について
- 移動について
- 物価について
- 食事について
- 砂漠ツアー
- 港町「エッサウェラ」
- トラブルや治安について
モロッコ、いつか訪れてみたい国でした。実はアフリカ大陸は初めて。
今回は純粋に旅行…ではなく、別の事業の諸々を含んでおりました。
詳しく聞きたい方は直接聞いてくださいませ。
とにかく何かとこじつけて世界中飛び回りたいのです…笑。
飛行機はカサブランカに到着。ちなみにターキッシュエアライン。こちらの航空会社、結構好きです。
カサブランカといえばあの有名な映画を思い浮かべるかと思いますが、ここは特に見るところが何もないとのことで、すっ飛ばしてマラケシュへ。
ああでも、モロッコはフランスの統治下にあったので、カサブランカでは美味しいフレンチが格安で食べれます。
マラケシュはモロッコでは第四の都市。旧市街は世界遺産に登録されていて、多くの観光客で賑わう街です。
写真は観光地としても有名な夜のジャマエルフナ広場。大道芸人や音楽家たちが毎夜集い、屋台が立ち並ぶ。活気がものすごい。日本のお祭りにはない言葉では言い表せないほどの熱量なのです。ものすっごい人です。
ここで飲めるオレンジジュース(一杯40円程度)なのですが、目の前でオレンジ丸々3つくらい絞って作ってくれます。ものすごく美味しいので是非。
ちなみに昼間はガランとしています。
マラケシュの見所はなんといってもスークと呼ばれる迷宮のように張り巡らされた多種多様の市場。
モロッコの雑貨は本当に可愛い。男性の僕でも心が躍ります。思わず衝動買いしてしまいます。
日本人にも「刺さる」雑貨たちだと思います。
数え切れないほどのお店が立ち並んでいます。迷路みたいなので、迷子に注意。
先ほどのジャマエルフナ広場が起点となるのですが、迷っていると「あっちだよ」と教えてくれます。
こちらはバブーシュと呼ばれるモロッコ伝統の皮のスリッパ。日本でもちょくちょく見かけるようになってきましたね。
ちなみに、こちらで買うととてもお安いです。僕もなんとなく一足買いました。
その他、皮製品が安くて可愛いです。バッグも購入。
モロッコ伝統のハンドメイド絨毯。柄や色使いが他の国のそれとは異なり、個性的でポップ。
これも日本で買うと高いのですよ。自分用に一枚購入。
スークでの買い物は旅慣れていない日本人にとってはややハードです。
値段が付いていないので、交渉しなければいけないのです。可愛い雑貨目当てで訪れた海外での交渉経験のない「シティ派の女子」にはやや億劫に感じるかもしれません。
日本円で100円で買えるものを平気で1000円などと言ってきます。クレイジーかと思われますが、それで買う日本人がいるので彼らはそうしているわけで、彼らは彼らで商売なので、こちらもそれなりの態度で買い物をしなくてはいけません。
最低でも言い値の半額までは下がります。数店回れば、なんとなく相場観が見えてきます。「その値段は無理だ」と言われても、帰ろうとした(フリ)瞬間にOKを出してくれたりします。これはちょっとしたコツです。
とにかくそんなやり取りを楽しめる人なら楽しい街ですが、そうじゃない人にとっては疲れます。
稀に「ベルベル人のマーケットがあるんだ」とかどうのうこうの言って、お店に連れて行こうとするたちの悪い客引きがいます。このような「付いて来いよ」系は良いことがないのできっぱり断りましょう。案内された上でチップをよこせと言ってきますが、NOと言える日本人になることが大切です。
ちなみに言語は英語でほぼ通じますが、フランス語を少し覚えておけば便利です。
新市街にはイスラム建築を堪能できる観光地がいくつかあります。
これが本当に美しいのです。
是非、訪れてみてください。
タイルや壁の装飾のパターンがなんとも素敵。
よくわかりませんが、イブサンローランが愛した庭なんて場所もあります。
イブサンローランロードなんて名前が付いています。
色使いが素敵です。
街中そんな感じでイスラム建築で溢れているので、好きな方にとっては堪らなく唆られると思います。
街と街との移動は主に鉄道を使います。
カサブランカからマラケシュまでは約5時間と長距離ですが、ファーストクラスにのれば快適なので苦ではありません。
料金は2500円程度とやや割高ですが、電車は案外、時間通りです。失礼ながらこれには驚きです。
騙されることもありません。
街での移動はタクシーです。交渉が必要です。
コツは「いくら?」と聞くのではなく「ここまで行きたいのだけど300円だよね!」と提示すること。
200円から300円くらいで大抵行ってくれます。
たまにごねられることもありますが、まあ、100円程度高くなってもいいではありませんか。
というのも、モロッコの平均年収は30万円ほど。
平均的な日本人はこちらでは大富豪です。
食事が250円〜300円程度。すごく高いところで1000円程度。
水が30円ほど。カフェで飲むコーヒー/紅茶が60円〜150円ほど。
まあ、過ごしやすいですよね。
馴染みがあるのはタジン鍋でしょう。
美味しいです。とっても美味しいのだけど、毎晩はいらないという感じです。
クスクスと呼ばれるなんだか粉のような世界最小のパスタも定番でありますが、僕には合いませんでした。
牛や羊のグリルの方が僕は好きです。
飽きたら飽きたで、ピザとかバーガーとかの食事は充実しているので問題ありません。
オリーブとパンも美味しい。
野菜が多いからか、帰国後、2キロ痩せてました…笑。
モロッコには伝統的なリヤドと呼ばれる邸宅型宿泊施設があり、ある種名物化しています。
造りがとっても素敵なので、おすすめです。中はすごく快適。wifiも完備です。
ブッキングドットコムで前日くらいに予約していきましたが、ぶっつけで行っても空いてると思います。たくさんあるので。
料金は安いところで一泊ツインで1500円程度で、高くて6000円程度。
正直、価格差ほどの価値があるのかと言われれば分かりません。
モロッコといえばサハラ砂漠です。
マラケシュから2泊3日の砂漠ツアーが出ているので、前日でも気軽に申し込めます。
移動が10時間程と結構ハードなので注意。ラクダは思っているよりかは快適な乗り心地です。
砂漠で絨毯の上で満天の星空を見上げる経験はなかなか出来たものではありません。
月明かりが眩しいというのは初めての経験でした。
僕のカメラではこれが限界。実際はもっともっと素晴らしい。
ここで寝ます。
砂漠の民が食事と音楽でもたなしてくれます。
昼間は日差しがきつく、乾燥がひどいのでサングラス・日焼け対策必須&コンタクトはやめておいたほうが良いです。
朝日がまた素晴らしい。
夜と朝は結構冷え込みますので、羽織るものも必須。
マイナー都市かもしれませんが、エッサウィラという街にも訪れました。
徒歩で移動可能な小さな港町ですが、旧市街は世界遺産に登録されています。
僕はこの街がすこぶる気に入りました。たぶん、また行くと思います。
この街はねこがたくさんいます。
本当にたくさんいます。
ゆっくりとした時間が流れています。
すごく昔のどこかで時が止まったような。そんな感じ。
かっこつけて写真を撮りたくなる街であります。
カフェが充実しています。エッサウィラはセンスが良い。
モロッコではミントティがメジャー。
とんでもない量のミントが入っていて、とんでもなく甘い。
スイーツもあります。なかなか美味しい。
僕は好きです。
ここには国内外のアーティストが住み付き、のんびり作品を作ったりしているそうな。
街中の感度が高い。どこかファッショナブルなのです。
この街は港町。魚介が充実しているのです。
新鮮な魚を焼いて食べれます。美味しいに決まっております。
豪快です。
この街で食べる魚介のBBQは格別です。
ちなみにリアドでは調理ができるので、魚を市場で買ってきて刺身にして食べることもできます。
醤油も近くのスーパーで売っております。
トラブルは買い物の際の値段交渉、スリに注意すること。マラケシュのリヤドは道がかなり複雑なので、迷ったら人に聞き、案内してもらったらチップを渡さねばなりません。その程度です。
夜中に出歩いてもおそらく問題ないでしょうが、出ないほうがいいでしょう。そんな感じ。
人は基本親切です。イスラム教の国は旅人に親切なんです。日本よりよほど親切です。国際的にはとやかく言われていますが、僕はイスラム教の国、好きです。
インドのようにぼったくり詐欺師が大勢いるみたいな国ではありませんが、買い物などでは交渉は避けては通れないことに加え、街と街との移動が長時間なので、ややハードな国です。中日2週間ほどでゆっくり3都市ほど回るのが適している国かと思います。
そういう意味で今回は結構弾丸でしたが、特にトラブルもなく、かけがえのない時間を過ごすことができました。
次回はスペインから入国を考えています。
素敵な旅をありがとう。
PS.
カサブランカの空港でドギメギしていたところ、モロッコ在住の大平峻也さん(@Shunya_Ohira)に親切に旅路を教えて頂きました。下調べもろくにせずノープランでモロッコに乗りこんだ僕は大平さんのおかげで救われました笑。
大平さんは現在モロッコのカサブランカ在住でYOSO-Walkというサービスの運営/代表をされております。サイトを拝見しましたが、旅好きな僕にとっても、このブログを見てなんだかいいな!って思った人にとっても、ワクワクするコンテンツが充実しています。
是非一度、覗いてみてください。
サイトはこちら→http://yoso-walk.net/
大平さんありがとうございました。
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ちなみに僕はガイドブックは持って行くのやめました。
不安な方は持って行きましょう。