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「AKB丸坊主騒動」が結局、戦略だと思う理由

 ちょっと落ち着いたみたいだけど、ここ数日AKB峰岸さんの丸坊主についての話題が盛りあがってましたね。

ニュースでも取り上げられたり、海外のテレビ番組でも報道されたわけだけど、僕は上手いことやってるなって思ってしまった。

丸坊主が良いか悪いかの点は、色んな人が論じているので置いておいて、僕が上手くやったなと思うのが、人々の関心を「丸坊主にした」ってところに視線をシフトしたところ。

報道を見ていると、多くは丸坊主にしたことについて、”良いか悪いか”的な取り上げられ方をしている。それが正しいのかどうか、それはパワハラではないのかとというように。

元々はお泊まり騒動なんだけど、人々の関心はもはやそこではなくなっている。

身近な問題で考えてみたらイメージが付くけど、普通、こういう騒動が起こったらどう鎮火するか。

この場合は会見をしたんだけど、そこでは普通「熱愛は事実だったのか」とか「お泊まりしたのか」とかの点を言及して、元の騒動より大きくしないっていうのがパターンだと思う。

ですが、今回は逆に騒動をより大きくするという形をとった。あの動画、かなりインパクトがあったと思いますし、あれ以上のものはこれまでに無かったでしょう。それによって、結果的に元々の恋愛騒動はどこかに行ってしまった。

おそらくこの会見は、事態が判明した時点である程度シナリオがあって、結果的に僕がここに書いているみたいに、効果的に知名度を上げることに成功した。犯罪したわけでもなく、ここまでAKBと峰岸さんの知名度を上げることは、純粋にすごいなと思ってしまった。

じゃあこれによって、AKBのファン層に対して、AKB全体のバリューが下がったのかというと多分そんなことはないと思うし、もしかしたら上がったのかもしれない。ファン層じゃない多くの人たちにとってもどうでもいいことだし、ただ単に知名度が上がったってだけだと思う。僕もこの騒動が起こるまで峰岸さんの名前を知らなかった。

今回の件も含めて、皮肉でもなんでもなく、常に世間の話題の中心にあるAKBってすごいなと思います。