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「マジック新世紀セロ 生放送SP」での平愛梨さんの発言について
セロさんの久しぶりのテレビ出演だと聞いて、録画してワクワク楽しませてもらいました。
マジックを演じるのはもちろん好きですが、見るのも好きです。
ただ、少々思うことがありました。
既にインターネットのニュースで取り上げられているので、まずはそちらをご紹介します。
2014年7月29日、フジテレビ系で「マジック新世紀セロ 生放送SP」が放送された。
2時間にわたる生放送の中で、セロさんが都内を移動しながら、その場に集まった一般人を巻き込んでリアルタイムで様々なマジックを披露する、という内容だった。
番組終盤、セロさんは東京タワーでパフォーマンスしたのだが、ここで事件が起きた。
映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場する、空中に浮きながら走るスケートボード「ホバーボード」を、車輪が付いていないだけの普通 のスケートボードで再現してみせるというもので、セロさんはワゴン車に左手をくっつけ、宙に浮いたスケートボードで空中を滑走しながら東京タワーにやって きた。
集まった観衆やスタジオゲストからは歓声が上がったが、平さんだけは違った。「私これ違う番組で見たことあったんですけど、確か手が、車にくっ付けてあった偽物の手で、棒がつながって体になってるっていう…」と、自分が知っているトリックを明かしてしまったのだ。
この発言を聞いたセロさんは心外という表情で、「これは僕のマジックとホバーボードの技ですよ!」と主張。着ていたジャケットを脱ぎ、同行していた田中大貴アナウンサーに腕を触らせて生身の人間の手だと確認させていた。
スタジオの生野陽子アナウンサーから「車の中拝見してもいいですか?」とも言われたが、これについては田中アナが車体を軽く触って「何もな い」と確認しただけだった。セロさんは「This is real!」と叫び、生野さんは「何かちょっと疑っちゃってすみませんでしたセロさーん」と呼びかけていた。平さんをはじめ、ゲストの船越英一郎さんや平 成ノブシコブシの吉村崇さんも「すみません」と謝っていた。
引用:j-castニュース「平愛梨がセロのマジックネタばらし??「これ違う番組で見た!」にお茶の間騒然」
最初は演出かなとも思ったのですが、どうもそうではなかった様子ですね。
率直に、出演者としてのこの発言はアウトだと思いました。
セロさんも、視聴者も、誰も良い気持ちがしません。
引用記事のタイトル通り、「お茶の間騒然」だったと思います。
マジックの楽しみ方は人それぞれです。疑ってみるのも1つの楽しみ方です。
ですが、物事には、最低限のマナーやルールというものがあります。
マジックを大勢で見ているときに突然「種明かし」をするというのは、映画館で大声で結末を言ってしまうようなものです。
自己顕示欲は満たされるかもしれませんが、マジックを楽しみたい他のお客様にとっては迷惑なお話ですし、品位の無さを露呈させてしまいます。
マジックに限らず、「何かを見る」ということは「他の誰かに見られている」ということにもなります。
そんなことを思ったのでした。