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「study gift~学生支援プラットフォーム~」について思うこと

「♯studygift」 今日のTwitterトレンドワードだ。

調べて見たら、個人への学費支援を募るクラウドファンディングサービスのようで、 僕が勝手に尊敬してるの家入一真さん(@hbkr)の新プロジェクトだった。

 

その名も「study gift~学生支援プラットフォーム~」。

 

一体何なのかと言うと、僕が理解した限りでざっくり言うと、 「とても困ってる、優秀な学生がいるから、皆で経済的支援をしましょう」 というもの。

支援したら、株式会社みたいになんなりと配当がある仕組み。

詳しいことはこちらに載ってるので、見てください。 http://studygift.net/

さて、紹介はこれぐらいにして、今回のプロジェクトに対しての僕の意見だけど、 一部、疑問があるが、このプロジェクトには賛成。

僕も、奨学金が打ち切られたとかじゃないけど、学費を負担してる。 他人事とは思えなかった。 だからよく分かるけど、普通のアルバイトで学費を稼ぎ、授業も満足に出て、成績上位をキープすることは、正直、ほとんど不可能だと思う。 仮にお金を稼ぐという方向で頑張っても、誰しもが何百万という学費を稼げるとは思わない。というより、普通は無理。 で、奨学金を借りて、多額の借金を背負う。 これが良いか悪いかと言うと、良くはないだろう。

でも、同じように苦しんでる人はたくさんいる。 だから、余裕があって、対象者を応援したい人が支援する。 悪いことじゃないと僕は思う。

でも、某掲示板では大炎上。 対象者への批判の嵐。 「人生舐めてる、甘えだとか、俺も苦労してるわ」とか、まあそんな感じ。予想できたリアクションなんだろうけど。

たしかに、坂口さんにももこうなった(奨学金打ち切りで大学中退せざるをえない状況)責任はあると思う。

でも、学生だし、遊びもしたいし、サークル活動もやりたいし、旅行も行きたいし、いろんなことしたいでしょ。椅子に座っていい点数とるだけが、大学生ではないことは皆分かってるはず。

結局、お金ない人が困っちゃうわけで、それによって色んな意味で学べることに差が出てくる。

「おれも苦労した。だからお前も頑張れ」じゃ何も変わらない。

「苦労したから、応援する」っていう姿勢が世の中をよくしてくんじゃないかな。

そういう意味で、この制度が上手く形になったら素晴らしいことだと思う。

大炎上してて、批判ガンガンの中、実際、支援金はたくさん集まっていて、そういう意味でチャンスを得たのは誰が何と言おうと坂口さんな訳だけど、僕が疑問に思うのはこの辺り。

支援を受けた坂口さんを批判する気はまったくない。 むしろ、上手くプロジェクトが進んで欲しいと思う。

何が疑問かというと、これから継続的なシステムにするのであれば、支援する対象を選ぶ基準が不明瞭。 「優秀な学生」に向けてとあるが、これが勉強ができることを意味してるのであれば、今回の坂口さんは該当しない。

ということは、魅力ある人、シュウカツで言われる「モトメルジンザイゾウ」を満たす人を対象にしているんだと想像できる。支援者の心を響かせた人が、支援されるのかな。どういう基準で坂口さんが選ばれたのか。あのホームページだけでは、そこが見えてこない。

もっとすごい学生はたくさんいる。snsや写真は確かにすごいけど、それをやった理由が「シュウカツのため」ではなあ…とは正直、思ってしまった。

最初の一人だからというのもあると思う。 でも、坂口さん自身が企画したプロジェクトではないし、話を受けただけの坂口さんに罪はない。新しい制度に最初の一人として選ばれ、実名と顔を出して挑戦しているところは純粋にすごいと思う。

だから、悪い流れにはなって欲しくないと思う。

色々書いて、良くわからなくなってきたけど、 基本的に僕はこのプロジェクトに賛成。 こんな風に書くことしかできないけど、上手く形になるよう応援してます。