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通過率90%!思わず読んでしまう就活エントリーシートの書き方①|セールスコピーライティングの手法を応用
就活エントリーシートの僕なりの書き方を解説いていこうと思います。
ご縁があって新卒採用のお手伝いをしたことがあったり、単純に雇用のあり方として興味もあったりします。
去年というか、2013年春頃になりますが、何名かの方のエントリーシートやら面接の対策の相談に乗りました。
元が良かったのもありますが、僕が添削した方のエントリーシートの突破率は約9割。
10社出して、8〜9社通ったということですね。中には全部通った人もいました。皆さん、いい感じに内定を頂いたそうです。
僕が添削する際に用いた手法は、セールスコピーライティングを応用したものです。
コピーライティングと言いましても、「no music,no life」みたいな芸術的な感性に訴えるコピーではなく、セールスに特化したコピーライティングです。
顧客の心理を掴み、文章だけで契約してもらうための技術です。
気付けば今年も就活な時期で、Twitter等で既に就活関連の相談が何件かありました。
皆さん、どうやらエントリーシートに悩まれているようなので、何かのお役に立てればということで、ちょっとまとめてみようかと思います。
もちろん、僕は専門家ではないので参考程度にしてくださいね。
今回は第一弾。”当たり前ですが、意外と抜けている”最も重要な事を最初に書いておきます。
最初に言っておくと、ここでは「こんな企業、業界に行きたい!」みたいなところまで落とし込めている人が対象です。
とはいっても、数時間で終わるような自己分析とやらで妄信的に「自分はこんな人間!だからこんな企業だ!」なんて決める作業は茶番だと僕は思ってるので、 なんとなく、適当に行きたいところがある段階で構わないと思います。
「こんなことできたらいいな!なんとなくやりたいことができそう!給料高そう!かっこいい!自慢できそう!安定してそう!」っていう感覚的なもので行きたい企業って大体決まってるはずです。
そもそも、一生懸命自己分析した結果、導き出した企業があって、 めでたくそこに入ったからといって、マッチングするかっていうと運もあったりして、微妙なところですからね。
人生の見つめ直しや、自分探しがゴールではなく、あくまで内定がゴールですよね。
ひとまず、内定をとる。ここがゴールです。
さて、本題。
エントリーシートを書くぞ!なんて言っても、それはいきなり不可能でしょう。材料がないのに料理するようなものです。
まず、最初に何をするか。
自己分析?とりあえず書いてみる?
まあ、それもいいかもしれませんが、もっと効果が高い方法があります。
コピーの場合は、まず何よりも先にこれを行います。
それは、リサーチです。
コピーの成果は書く前に決まっていると言われています。
リサーチの質で全てが決まるのです。
リサーチとは、簡単にいうと、顧客を知る事です。
ESに置き換えてみると、 行きたい業界、会社のことをまず、先に理解するのです。
”とっても当たり前の事を書きますが”、ここがズレていると、急激に落ちやすくなります。
まずは徹底的に相手を知る事。これをどういう訳か、就活生はおろそかにしている傾向があります。
ニーズに答えてない、とんちんかんなアピールをしてもまず落ちます。
目の前に指を切って血を流しているひとに、パンをあげる人がいるでしょうか。相手を知らずに自分を売り込むということは、これと同じ事をしているのです。パンではなく、絆創膏をあげるためには、相手が血を流しているという状況を理解する必要があります。
まだまだ不況と言われている昨今、企業は面白人間を欲しいわけではありません。
企業に貢献できる人間を求めているのです。
思いつく事、すべてを調べます。
例えば…
- その業界にいる人に特有の傾向や雰囲気はないか
- その業界や会社の仕事をするにおいて、求められていることは何なのか
- 自分が行いたい事は実現可能か
- 大変なことは何か。
- 離職率や、その理由
- 待遇
- 働き方やライフスタイル
- 何故、その会社の人たちその会社で働いているのか
その業界の空気感や感触まで掴めたらしめたものです。
どうするかって?
直接、聞けばいいのです。
OB訪問するってことです。
今はSNSもたくさんあるので、プロフィール検索して、 丁寧にメッセージを送れば、お会いしてくれる可能性は高いです。
こんな当たり前のことを書いて恐縮ですが、本当に皆、面倒くさいのか、怖いのか知りませんが、これをしません。
どうしてしないのか理由が分かりません。
断言します。
これをするだけで、ESの通過率、いえ面接の通過率も飛躍的に上がります。
そこで得た材料があれば、圧倒的な説得力を示せるからです。
本を読むとか、HP見る事は皆やってます。
きれいごとしか書いていないパンフレットや採用HPより、生の情報が手に入ります。
その材料は非常に貴重です。早い段階で行うことをおすすめします。
注意する事は、企業によっては人事に報告書がいくということです。
ですので、最低限のマナーは気をつけるべきでしょう。
そして、空気を読んで質問をすること。打ち解けても無いのに、福利厚生の話から入ったら嫌われます。
SNSを使う場合は特に最初のアポイントに気をつけましょう。鼻につく意識の高い痛いやつだと思われては元も子もありません。
逆に言うと、しっかりとコミュニケーションが取れ、気に入られることができれば、リサーチができるだけでなく、企業側に積極的な姿勢を示す事もできるということです。
面接でたまに聞かれる「OB訪問はしましたか?」の質問にも胸を張って答える事が出来ます。
自己PRが既に固まっている人は添削してもらうことも可能でしょう。
非常に効果的なわけですから、やってない人はとっととやりましょう。
説明会に行くことで得られることも多いでしょうが、大体はパンフレットに乗ってますし、そもそも皆行ってます。
就活のゴールはひとまず内定です。相手を知ることから始める方が近道だと思いませんか?
このリサーチで得られた材料に基づき、自分を分析し、ターゲットに合った売り込む文章を作成していくのです。
続く。
※補足
こんなこと言うと、「OB訪問ってどうやってするんだよ、コミュ力ないからなんとかしてくれ」って言う人がたまにいます。
それくらい自分で…って言いたくもなりますが、とりえあず、こんな感じですよっというのを例に出しておきます。
件名:OB訪問のお願い
株式会社〇〇
〇〇様
××大学の□□と申します。
大学のキャリアセンターから、〇〇様の連絡先を紹介して頂きました。
大変お忙しい中、恐縮なのですが、是非、〇〇様にOB訪問をさせていただきたく、メールをさせていただきました。
◯◯業界を中心に企業研究をしており、貴社に大変興味を持っております。
そこで、是非、現場でご活躍されている△△様の話を伺いたく、ご連絡致しました。
突然のお願いで大変恐縮ですが、是非ご検討頂ければ幸いです。よろしくお願い致します。
つきましては、下記日程のどこかで、△△様のご都合のよろしい時間を伺うことが出来ればと存じます。
・x月xx日〜x月xx日 13:00-19:00 ・x月xx日〜x月xx日 11:00-16:00
上記の時間帯から、△△様のご都合のよい日時・場所をご返信頂ければ幸いです。
以上、どうぞよろしくお願い致します。
SNSを使う場合は冒頭箇所を工夫しましょう。
名乗ること、どこから連絡先を知ったかを言う事、アポイントの候補日を提示すること
これらが大切ですよ。
電話での依頼の場合も大体同じです。
以上、補足でした。
第二弾はこちらから↓
通過率90%!思わず読んでしまう就活エントリーシートの書き方②|コピーライティングを応用して
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