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築60年の”新しい”空間「道草アパートメント」が創るアートの形
知人から「面白い場所がある」と聞いて、
先日、足を運んでみました。
大阪難波より一駅、日本橋駅から徒歩数分。
観光客で賑わう黒門市場を抜けると、
強烈な雰囲気を放つ、木造の建物が現れる。
日が暮れると一層雰囲気を増す、
この建物の名前は、道草アパートメント。
築約60年の文化住宅に、独創的なアートリノベーションが施され、
レトロな香りと現代的なセンスがマーブルされた、存在感抜群の建物。
現在、この「道草アパートメント」には、
ユニークで感性豊かな、複数の店舗が並んでいます。
好奇心に後押しされるがままに、
お店をめぐってみました。
アンティーク調で統一されたクールな店内に、
緩いビートが響く、コーヒースタンドHCSさん。
楽曲制作やDJ活動もされているいけてる店員さんが、
うまいコーヒーを淹れてくれました。
少しお話を伺うと、数年前にこのアパートの最後の住人が出たあと、
建物の大家さんとアーティストがリノーベーションをされたそうです。
音楽やストリートカルチャーが好きな方、
最近では海外からの観光客も足を運ぶそうな。
僕もストリートダンスをかじっていた手前、
ストリートなカルチャーはそれなりに好きなのでドンピシャでした。
センス溢れるこだわりの空間と音楽とともに頂くコーヒーは、格別です。
レディースのファッションを扱う、PAK-CHEE CHOBさん。
店内には、個性的なアイテムが並んでいます。
「近所のおばあちゃんがパンをくれたり、地域密着型なんです」と話をしてくれました。
ただ「尖る」のではなく、下町の地域の方々とも息を合わせるのが、
これからのコミュニティのつくりかたなのかもしれません。
廃材を利用したオリジナルインテリア家具を扱うFranken Furnituresさん。
これまたドンピシャのレコード盤がプリントされたコースターを発見し、即買い。
廃材をメインに使っているため、どれも基本的には一点物で、
オーダーメイドでの家具の制作も行っているそうです。
雑貨 & BAR、ツギハギ堂さん。
この日はアルコールを入れれなかったので、店内のアンティーク雑貨を見させて頂きました。
どれも思わず手に取ってしまいそうになる、味のある品ばかり。
今度はゆっくり飲みにいこう。
CDとアパレルを販売されている、420RECORDZさん。
こころよく、写真撮影に応じてくれました。
奇天烈な建物の外観とは裏腹に、こちらの道草アパートメントの店員さんは皆、
フランクに、暖かく迎えてくれます。
「道草ははじめてですか?」と聞かれ、
「ええ、そうなんです」というと、
丁寧にお店の説明をしてくれました。
お店同士の優しい繋がりも漂っています。
それぞれが個性的な店舗にもかかわらず、
どこか統一された世界観を感じました。
この日は残念ながらオープンされていませんでしたが、
ジャマイカ料理のお店もあるそうです。
ジャークチキンが美味しいのだそうです。
僕、ジャークチキン大好きです。
アートによって空間が蘇り、新たなコミュニティの起点を作る。
空き家問題や地方創生のヒントが隠されているような気がしました。
なにかにピンときた方は訪れてみてはいかがでしょうか。
以上でした。
リンク:
道草アパートメントfacebookページ
大阪市 高津3丁目8-31