心理学
恋愛における好意の返報性|「好き」になってもらう方法
今日のテーマはずばり、「相手に好意を持ってもらうためには」です。
好きと言われて好きになってしまう、または気になり始める。あなたはこのような経験はありませんか?よく考えるととても不思議なことです。
今日は、その原理をご説明します。
理屈だけではうまくいかないのが恋愛ですが、1つ、参考にしてみてください。
結論から言うと、好意を伝えることです。
先手必勝です。
人が人を好きになるにはいくつかの心理学的なきっかけ、トリガーがあります。
例えば、その1つに好意の返報性(返報性の原理)というものがあります。
人は他人から何らかの施しを受けた場合に、お返しをしなければならないという感情を抱きます。この心理の働きを返報性と言います。
あなたも覚えがあるはずです。これは恋愛以外の心理にも働くので、例えば「無料お試し」や「無料プレゼント」などのマーケティング戦略は大体これを狙っています。
恋愛に当てはめると、「好意」を伝えられると「好意をお返したい」という心理が働くということになります。
ただし、嫌悪感を持たれていないことが条件です。言い換えると、第一印象で嫌われていなければ、好意を伝えることはあなたの印象を良くすることができるということです。
参考記事:異性が無意識に好感度を上げる3つの方法
そして、突然に要求をしないこと。付き合ってくれだの言わないということです。あくまで相手が自発的にお返しをしたくなることがポイントなわけです。
「好意がある」という意思表示を繰り返すことで、感情を育てていくのですね。特に女性の場合は、ゆっくりと時間をかけて相手を理解しようとする傾向にありますから「お願い」するのは関係性が築けてからです。
人は接触回数が多ければ多いほど、比例して相手への好意も上がっていきます。それも踏まえて、少なくとも一度目の接触で「お願い」をすることは避けるべきでしょう。
もちろん、突然熱が出たように好意が深まることもありますが、これは一種のバグのようなものです。長続きはしません。
また、そもそも人には親和欲求といって、誰かと仲良くなりたいという気持ちが本能としてあります。好意を持ってもらった人を簡単には手放したくないのです。
それに加えて”承認欲求”、つまり誰かに自分のことを認めて欲しい欲求があります。これは極めて強い欲求です。相手が「周りからどのように見られたいのか」それを観察して、認めてあげることが大切なのです。
これらを含めると、好意を伝えることは人間関係において優位に働くということができます。
好意の伝え方にも色々な方法がありますね。あなたのこういうところが好きだと、直接的な言葉を使って伝えることもできますし、LINEやメールで絵文字やスタンプを使うなど、それとなく好意を暗示することもできます。
または第三者を通して、伝えることもできます。これは誰でも良いというわけではありません。相手と仲の良い誰かであることが大切です。相手との信頼関係のある第三者からの発言は権威があるので、より伝わりやすくなるのです。
また、ドライな考え方で僕は好きではありませんが、好意を伝えることで、可能性のない恋愛に力を注ぐのを防ぐことができます。
初対面でその人の印象は大方決まってしまいます。それを変えるのは非常に大変なことです。好きな人は好きだし、苦手な人は苦手なのです。
好意を伝えることで相手が拒否反応を示した場合、「可能性無し」として恋愛に対するコストを削減できます。効率が良い、ということですね。
あきらめが肝心なときもありますからね。
さて、いかがでしたでしょうか。
理屈云々は置いておいても、好意を伝えることは恋愛に限らず、人間関係において大切なことです。
わたしたちは超能力者ではありませんから、相手の思っていることは分かりませんし、意思表示しなければ伝わりません。
好意を伝える、意識してみてください。