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独創的アイデアをつくるための5つのTips|起業やアートで役立つ発想力の鍛え方
世の中に大きな流れを生み出したり、困難な問題を解決するカギは「新しいアイデア」でしょう。
アイデアというのは「どことなく、天から降ってくるもの」というイメージをお持ちの方は考えを改めるべきです。意識的にしても無意識的にしても、アイデアの作成にはいくつかの技術が用いられていて、それらは鍛えることが可能です。
今日は僕の愛読書であり、名著「アイデアの作り方」より、5つのアイデア創出に役出つチップスをご紹介します。
大抵の新しいアイデアやイノベーションと呼ばれるものは、元を辿ると常にあったアイデアの組み合わせであることがほとんどです。
個々の知識を断片的に捉えるのではなく、関連性を探ることが新しいアイデアを作ることに直結します。一見、全くの関連性がない事柄の間から新しいアイデアが生まれてきます。
アイデアを作る原理原則は、上の2つに集約されます。
それでは、次に具体的な方法論についてご紹介します。
ここでいう資料とは、一般的な知識と目的のための個別の知識のことを指します。
アイデアが常にある要素の新しい組み合わせであるならば、持っている知識や経験、考え方が多いことが大切になってきます。これを一般的な知識としましょう。
加えて、個別の知識(本の中では特殊知識と表現)は、例えば「新しいマジックを創る」といった目的があるとして、創りたいマジックに関連する知識のことです。
「1」で集めた資料の情報1つ1つについて丁寧に考察したり、または2つの情報を同時に眺めてみます。
この作業の際は、単語カードのようなものが役立ちます。その際に頭に浮かんだことを全てノートなどに書き残します。
どれだけ突飛なものであっても、構わず記録します。
一旦、アイデア創出という作業から距離をおきます。
そのタイミングは「2」の作業で煮詰まったときです。
何でもいいから別のことをして、意識の外に追いやります。
歯を磨いているとき、電車に乗っている時、食事をしているとき…
十分に考察され、寝かされていた情報1つ1つが突如、何かのタイミングで繋がります。
これがアイデア創出の瞬間です。
皆さんも経験があるのではないでしょうか。
せっかく出てきた新しいアイデアも、世に送り出したり、実行しなければ意味がありません。
個人的に、ほとんどの場合はここで止まる実感がありますが、ここで諦めては宝の持ち腐れになります。
実現のために様々な調整や問題解決を行うのがこの段階であり、ここでもアイデアが必要となります。
いかがでしたか。
個人的には「1」にも書きましたが、優れたアイデアを創出するためには一般的知識の量が非常に大切だということを改めて認識できました。「私は〇〇が専門だから!」と大学の一般教養を馬鹿にしているような学生は、オタクにはなれますが新しい風を起こすような人間にはなれません。
マジシャンとしても、決してマジックだけをしていればいいということではなく、広い分野の知識や経験が演技や振る舞い、キャリアの質を上げることに繋がるということだと思っています。