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良いモノを創るとはどういうことか|あなたの報酬をあげるシンプルなコンセプトメイキングの公式
僕の職業のメインの看板はマジシャンですが、それに加えてイベントコンテンツの企画を考えるというお仕事もしています。
イベントのコンテンツメイキングというのは、出来合いのものを惰性で発信し続けても、世の中はめまぐるしい速さで変化いているため、それだけでは取り残されてしまいます。
やはり、次々と新しいコンテンツを創り出さなければいけません。
それはクリエイティブな職業だけでなく、あらゆる職業全般に言えることだと思います。
そんな中で知人の経営者から紹介してもらったある一冊の本に共感して、それ以来、僕のバイブルの一つになっています。
今日はその本の紹介に加えて、コンテンツを発信する上で僕が一番大切にしていることをご紹介します。
こちらの本はあの任天堂のwiiの企画開発者である玉樹真一郎さんが書かれた本です。
クリエイティブに携わる職業の方はもちろん、すべてのものづくりに携わる方におすすめです。
僕個人の考えを乗せて、最も核となる部分をご紹介したいと思います。
世の中には次々と新しいコンテンツ、モノ、サービスが生まれています。
そしてそれらには必ず何かしらのコンセプトがあります。
ということは新しい何かを発信するということは、「コンセプトを作る」ということになります。
つまり「コンセプト」を作るということは、良いものづくりをするということを意味します。
ものづくり=コンセプトメイキング
それでは「良いものづくり」とはどういうことなのでしょう。
どのようなものでも当てはまるように、抽象度の高い次元で考えてみましょう。
この世界とはあなた以外のすべてを指します。
国や地域、恋人、家族、友人、自然などあなたの周りのすべてです。
マジックをすると目の前の人が喜んでくれます。
手を振れば、振りかえしてくれる人もいます。
この世の中は全てに、このような因果があります。
あなたが発信したモノがなんであれ、世界はそれにリアクションを起こします。
「無視」も一つのリアクションです。
良いものを作ると、あなたには良い報酬が届きます。
これはお金という意味に限りません。
さらに抽象度を上げるとそれは「あなたが幸せになること」です。
マジックをすると目の前の人が喜んでくれる。
喜んでくれた僕は幸せな気持ちになりますし、金銭的な報酬も発生します。
そしてこの報酬の合計値は、その一人に与えたインパクトとそれによってどれだけの人に良い変化をもたらせたかによって決まります。
「良い影響を与える人の数」×「一人一人に与えたインパクトをかけたもの」=報酬→あなたに起こる良い変化
金銭的な報酬だけにフォーカスを当ててもそうです。これは僕も実感しているところであります。
そしてその報酬は次のあなたに良い変化が起こることに繋がります。
この一連のの流れをさらに抽象度を上げて、一言でまとめると、「この世界を変える」ということになります。
もっと言うならば、「世界を良くする」ということです。
新しいサービスやコンテンツを創るときに、この一番大切なこと、つまり「世界を良くする」という発想が抜けるとどこか腑に落ちないものが出来上がります。
報酬が欲しいから良いものを作るでは発想の順序が逆で、良いものを作るから報酬が上がります。
いかがでしたか。
シンプルで当たり前のことですが、とても大切なことだと僕は思っています。