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失敗から学び、成功に変えるための6つのTIPS
さて、前回はマジシャンの僕にとっての「失敗」について書きましたが(参照:「失敗」について)、
今日はもう少し踏み込んで、「失敗」を活かすために僕が心がけていることを書いてみようと思います。
反省会と言っても一人反省会です。
仕事が終わったら、その日寝るまでにノートを開き、箇条書きで反省点を並べていきます。
どれだけ疲れていても、これは守るようにしています。
人というのは便利なもので、嫌なことは忘れてしまいます。
明日になったら感情は薄れ、一週間も立てば無かったことになっています。
しかし事実は消えません。
失敗を次に活かすためには、まず早いうちに反省会を開くことが大切だと思っています。
失敗の根本的原因を探ること。
少し例を出してみましょう。
「選んだトランプを当てることに失敗した」
これは表面的なもので「次から気をつけよう」では、同じことを繰り返してしまいます。
なぜ失敗したのかを探るため、一歩二歩踏み込まなければいけません。
手順構成に無理があったのかもしれまんし、鍛錬不足だったのかもしれません。
つまり、「その失敗を引き起こす根本的な原因」が必ずあります。
それを心に留めないと意味がありません。
失敗は全て自分の責任だと考えるようにしています。大抵、その通りだからです。
一人反省会では言い訳は厳禁です。人のせいにするのは簡単ですから。
少し具体的な例を出してみましょう。
恥ずかしながら僕の実例です…笑。
・マジック中、酔っ払いに殴られた
危険を察知できなかった自分が悪い。
・照明や音響スタッフがミスを起こした
事前に入念なチェックやリハーサルを指示していなかった自分が悪い。
・担当者に伝えた用意すべきものが揃っていない
自分のことを分かっているのは自分だけ。誰でも分かるように説明しなかった自分が悪い。
・担当者のイベント運営が適当で、当日のアテンドミスが起こり、報酬の支払いも滞った。
そんな担当者から仕事を受けた自分が悪い
・熱が出た
体調管理できなかった自分が悪い
誰かのせいにしても事実は変わりません。
全ては自己責任です。
先にも書きましたが、人は嫌なことは忘れる生き物です。
定期的に見直さないとよろしくありません。
同じ過ちを二度していたりしたら「最悪!」と言い聞かせるわけです。
失敗しないためにも準備は大切なことですが、どれだけ準備しても失敗は起こりえます。
しかし、起こるべくして起きた失敗と、最高の準備をしての失敗。
次に繋がるのがどちらかは言うまでもありません。
大抵、仕事が終わった後に「何か釈然としない」のは準備のための努力を怠ったことが原因です。
また、何がダメで、何が良かったのかを判断しやすくなります。
これは特に僕のようなフリーランサーによく言えることですが、
どうしても「仕事の出来=自分の価値」と捉えがちです。
それはある程度仕方がない話かもしれません。
そのため、失敗ばかりに目を向けすぎると、割と本気で鬱になります笑。
そうならないためにも、小さな成功も見逃さないで書き留めておくこと。
また、チャンスがあるからこそ失敗するのだと思うようにしています。
成功の兆しがなければ、チャンスは巡ってきません。
そして、月並みな言葉ですが、人は失敗があるからこそ前に進めるのだと思っています。
失敗はポジティブに活かしていきたいものです。
いかがでしたか。
偉そうに述べてきましたが、まだまだ僕もダメダメです。
自戒を込めて、書いてみました。
参考になる点があれば幸いです。
中央公論社
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