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かくれんぼで最強になれる”気配の消し方”
「気配を消す」。そんなことが可能なのでしょうか。気配消せたら、かくれんぼで最強になれるし、都合悪くなったときにスッと気配消して立ち去ったりできます。
今日はそんなくだらないことを真剣に考えてみます。
筆者はマジシャンなので、マジックのお話から始まってしまうのですが、マジシャンの秘密兵器である「ミスディレクション」。 観客の意識を意図的にそらす技術。ある意味、気配を消していることになるのかもしれません。
ミスディレクションが上手く掛かれば、時計を取られようが、ネクタイをとられようが、観客は異変に気づかない。当事者だけでなく、周りの人も。
これには色んな要素があるんですが、”気配を消す”ということで考えると「動作の同化」という要素が絡むのかもしれません。
本来は見られたくないことをカバーするため、何か他の動作を同時に行い、その裏で秘密の動作を行う。観客はダミーの動作に意識を取られ、秘密の動作に気づかない。
気配を消すことはもしかすると、集団に同化することなのかもしれません。
具体的には、目立つ服装や行動は避け、視線を合わせずに、周りの動きをよく観察して、歩くスピードなどもそれに合わせると良いでしょう。
では、かくれんぼでも応用が利きそうな角度から考えてみましょう。
前に古武術の研究家の方と話をしたことがあって、なかなか面白いことを教えて頂きました。
古武術の奥義ともされる”縮地”。るろうに剣心好きな方は聞いたことがあるかもしれません。剣心を苦しめた”天剣の宗次郎”が使う、抜刀の瞬間が見えない神速の抜刀術です。まあ、別にこれはいいです。
縮地とは実際のところ、「無機質な動きで、動き出しは自由落下や慣性で動く等速度のような動きで気配を消し、”間合いつめる技術”」らしい。神速の抜刀術ではないそうです(残念)。
そして、その極意は「呼吸を整える」ことだそうです。
体の緊張や力み=殺気や気配、呼吸は何かしらのノイズとなり、周りの人間に直感的な気配を与えます。心身ともにリラックス状態であれば、気配が消える(らしい)。
これは昔の忍び、つまり忍者の心得でもあったそうです。
また、体温と気温の差も周囲に直感的なノイズを与える(かもしれない)ということが、どこかの大学で発表されていました。つまり夏場は気配を消しやすい…らしい。
…と「らしい」ばかりで全くアテにはなりませんが、以上のことを意識すれば、かくれんぼマスターに一歩近づくことができるかもしれませんね。